基本的な使い方
STEP1 ウォーマー(保温庫)をセットする
- 営業開始の4時間前から加熱をスタートすると、営業開始時間にホットパックはちょうどいい温かさになります。
- 時間指定でスイッチが入るタイマー(セット商品付属)を利用すると、とても便利です。
※ タイマーの使い方はこちら

STEP2 トルマリンホットパックを取り出す
- アルミの棚板は熱くなっていますので、触らないようにしてください。
- 奥にあるホットパックを取るときは、手前のホットパックを使って棚板を持ち上げると、取りやすくなります。

STEP3 ホットパックを患部に当てる
- 服の上からでも使うことができます。
- ホットパックを患部に当てる1回の使用時間は8~10分が目安です。

STEP4 ホットパックを患部に当てる
- トルマリンホットパックを患部から静かに取り外してください。

STEP5 使用したパックをウォーマーに収納する
- 空いている段に、使用したトルマリンホットパックを戻してください。
- ホットパックを戻した段に、付属のマグネットを横に付けると、次に使うホットパックがわかりやすくなります。
- 次に使用する時は、マグネットがついている段の一段下のホットパックから使用してください。
- 一度使用したホットパックは、約30分で元の温度に戻り、再び使用することができます。

ホットパックの当て方

※熱く感じる・衛生上よくない


冬場のホットパックの当て方

※パックも早く冷める

※寒い冬場など

※圧迫が加わる
夏場のホットパックの当て方


※腰なども同様
サイズ別の使い方
トルマリンホットパックは各種サイズがあります。使い方は工夫次第。医療現場の状 況や患者様の症状に応じた様々な使い方が可能です。
肩・腰用(Sサイズ)の使い方
「肩・腰用」は最もベーシックなサイズです。膝や肘などの単関節にもジャストフィットします。


大きさ:本体最サイズ | 幅16cm×長さ20cm:重さ約800g |
特 徴 | 痛みやコリの部分にピンポイントで使用できます。ツボ療法にも最適。 夏季でも部分的に使用できるので暑さもなく便利です。胃痛や冷えなどの症状にツボ療法として使用することもできます。 |
使用例 | 肩や腰、足首、ひざ、肘、腕、首などの小さな部位に使えます。 |









おなか用(Mサイズ)の使い方
「おなか用」は「肩・腰用」の2倍サイズ。安定感があり、広い範囲をじっくりと加温します。


大きさ:本体最サイズ | 幅 30cm×長さ 20cm:重さ 約1.6kg |
特 徴 | 肩・腰用2個分のパック。 ズレないので安定感があり使いやすいです。広い範囲を効率よく温めたい時に使用します。冷え性の方などは、からだ全体が温まります。 |
使用例 | 腰全体、お腹全体、背中や肩甲骨全体、大腿部(前面・後面)、お尻にも敷けます。 |






ふくらはぎ用(LLサイズ)の使い方
「ふくらはぎ用」は「肩・腰用」が5連結したサイズ。下肢全体や、脊柱全体などを包みます。


大きさ:本体最サイズ | 幅70cm×長さ20cm:重さ 約4kg |
特 徴 | 肩・腰用が5個つながったタイプです。 足の裏からふくらはぎ全体を温めることができます。下半身全体がポカポカと温まります。背中の脊柱全体を温めることもできます。 |
使用例 | 足先、足裏、ふくらはぎを同時に温めます。脊柱全体、腰回りも使用できます。 |



「ふくらはぎに当てる際はロールを広げるように載せていきます。



脊柱全体に載せることで上半身全体が温まります。
症状別の使い方
下記は整骨院における、最も基本的な使用方法です。疼痛のある患部を加温するアプローチです。他にも院長先生の治療方針によって、東洋医学的な「経絡」への使用方法もあります。
▪︎肩背部・腰部へのアプローチ
整骨院における最も基本的な使い方です。
「頸部」「背部」「腰部」への設置事例です。肩背部と腰部にトルマリンホットパック(肩腰用)を2個ずつおき、上半身全体を温めます。施術前に使用することで、筋緊張が緩和して、トリガーポイントが見つけやすくなります。

▪︎腰部・下肢・ひざ痛へのアプローチ
腰部と膝窩に2個ずつおき、下肢全体を温めます。膝窩を加温することにより、ひざ痛の軽減にも有効です。坐骨神経へのアプローチは大腿部後面に設置します。

▪︎肩関節周囲炎・腱板損傷へのアプローチ
肩関節の障害には、全面と後面に設置するのが有効です。特に挙上に関しては、肩甲骨周辺の加温が効果的です。座位で使用する場合には、マジックテープ付きのサポーターを使用してください。

▪︎眼精疲労・ドライアイへのアプローチ
タオルを目の周りに被せて、肩腰用を1個置きます。自費治療やリラクゼーションの一環としても効果的です。長時間のPC操作などでお疲れの患者様にもお勧めです。

▪︎頚肩腕症候群・テニス肘へのアプローチ
しびれや鈍痛の症状が見られる部位に設置します。主婦の方やPC操作の多い方によく起こる腱鞘炎。手首や肘を酷使することで起こる疼痛を改善していきます。熱感や腫脹など急性期症状の場合には、トルマリンホットパックを冷凍庫で冷やしてお使いください。

デイサービスでの温熱療法の事例
下記は柔道整復師が、機能訓練型デイサービスでトルマリン温熱療法を実施した事例です。同一症状のある患者様へのアプローチとしてご参照ください。





座位によるベルトを使用しての温熱療法。

ウォーマー・サイズ別の使い方
ウォーマー選び方の目安
トルマリンホットパックと同じくウォーマー(保温庫)にも様々なタイプがあります。 現場の状況に合わせて、各種パックを自由に組み合わせて使うことができます。

※ベッドサイドなどの小スペースに最適です。

※常時2台稼働が理想的です。

※常時3台稼働が理想的です。

※複数施術者の稼働に最適です。
ウォーマー選びのポイント
各種ウォーマーは、現場のベッド台数や稼働状況に応じてお選びいただけます。 10分程度使用したパックは、20~30分ほどウォーマーに入れていただくと適温になります。 常に使用していないパックがウォーマーに1セット以上入っている状態が望ましいと思われます。 不十分な加熱温度だとトルマリン温熱のよさが半減しますのでご注意ください。
*トルマリンホットパックは、「トルマリン専用ウォーマー(保温庫)」をご使用ください。
*外国製保温庫の使用により、加温が不十分なケースもあります。
*他社保温庫の使用による損害・事故について、当社は責任を負いかねます。
基本的なホットパックのセット方法
各種ウォーマーの棚1段につき、セットできるパック数はほぼ同じです。1段につき肩・腰用(Sサイズ)は2枚重ねで8個。おなか用(Mサイズ)は2枚重ねで4個。ふくらはぎ用(LLサイズ)は折りたたんで2個入ります。


*ふくらはぎ8個(4段分)をお使いの場合は、ウォーマープロもウォーマーLサイズも入る数は同じですので、ウォーマーLサイズを選ばれた方がコスト的にはお得です。
メンテナンスについて
【メンテナンスの目的について】
トルマリンホットパックを治療現場で「より効果的」に、患者様には清潔なものを「気持ちよく」、故障なく安心して「長期間」お使いいただくためです。
カバー(外袋)のメンテナンスについて

- カバーを外して、定期的にお洗濯します。(1か月に1回程度を目安に、汚れたら洗う)
- カバーは手洗い、または洗濯ネットを使用して洗濯機でもOK!(外カバーの素材は綿100%)
- シワを伸ばしてから、乾かしてください。
- 色があせたり、生地が薄くなったら「お買い換え」の時期です。(別売りで「替えカバー」あり)
カバー消毒の際の注意点

- 替えカバーは、綿素材100%なので、直接消毒液を噴霧すると、使用薬剤によって破れる可能性があります。
(特に、酸素系漂白剤、過炭酸ナトリウムは、使用しないようご注意ください。カバー破れの原因となります)
- 医療器材の洗浄・消毒・滅菌とは、別にしてください。
- 直接皮膚にあてる場合などには、別売りの「不織布」をご利用ください。
ウォーマー(ミニ・S・M・L)のメンテナンス

- 乾式なのでメンテナンスは簡単です。メンテナンスすることで、保温庫の熱効率が高まります。
- 本体や棚板についた汚れは、乾いた布で拭くか、汚れのひどい場合は柔らかい布に食器などを洗うとき使用する中性洗剤などに浸し、拭いてください。
(シンナーベンジンなどの溶剤は使用しないでください)
ウォーマー(プロ)のメンテナンス

- 本体や棚板のメンテナンスは、他のウォーマーと同様です。
- ウォーマー(プロ)は、28枚のホットパックを効率よく温めるため、庫内の空気を循環させるように、奥に「ファン」が設置されています。
- 「ファン」のメンテナンスは、ハンドクリーナー掃除機を使用し、綿粉末などを吸引してください。
- 故障も防ぎ、熱効率も高まります。
メンテナンス不足による故障の例

「ウォーマー(プロ)のファンから音が出る」
- ホットパックから出る「ホコリ」が音の原因です。
ファンの目詰まりが故障の原因と考えられます。
ホコリは時間が経つと粉状になり、ファンにこびりつきます。 - 庫内が赤く色づいたら、布袋が劣化のサインです。
布袋が劣化すると綿粉末が出やすくなります。
【長くお使いいただくために】
1.定期的なメンテナンスを行う。※ 庫内を拭き、ファンについたホコリを吸引する。
2.カバー(外袋)を交換する。
パック本体(白袋)のメンテナンス
トルマリンは、ほこりや汚れを吸着します(静電気)年に1~2回程度のメンテナンスをお勧めします。
STEP1 お湯に中性洗剤を溶かして「つけ置き」する。
お湯に中性洗剤を溶かして1時間程度「つけ置き」をします。(汚れがひどい場合は、洗剤液を入れ替えてください)
その後、手洗いですすぎます。

STEP2 水を切り、余分な水分をとって、並べる。
水を切って、並べます。その時、余分な水分を使い古したタオルで吸わせると早く乾きます。

STEP3 完全に乾くまで、天日干しをする。
水を切って、並べます。その時、余分な水分を使い古したタオルで吸わせると早く乾きます。
